こんにちわ
ヴィンテージ看護師です。
朝ドラ 【風、薫る!】 15週。
14週目に続いて胸がギュッと締め付けられるような苦しい1週間でしたね。
ドラマを観ながら、
「看護という仕事の悩みは、
昔も今も本質的には大きく変わらないのではないか」
と改めて感じさせられました。
「正しい」も「間違い」もない世界
だからこそ、看護の世界は本当に難しく、そして奥が深いです。
人としてと看護婦としての正しいが違う時がある
看護の仕事に携わった事がある人なら、
きっと一度は身をつまされるように感じだことがある言葉ではないでしょうか?
何が正しくて、何が正しくないのか・・・
何が、目の前の患者さんにとって、「一番」なのか
向き合えば向き合うほど
わからなくなってしまう事があります。
まして、ドラマの舞台は「明治」
「トレインドナース」「看護」という仕事自体が
まだ社会に十分に浸透しておらず
看護婦の立場も確立されていません。
医師の方針が絶対で
意見することなど到底許されない医療の「縦社会」の時代です。
この厳しい縦社会は長く続くことになりますが、
そこから時代は大きく動きました。
現代の医療界は、患者さんの命を守る事はもちろん
「本人の意思を尊重しながらチームワークで動く」
という形に変わってきています。
いつだって、
「患者さんにとって何が一番なのか」を
多職種が一丸となって考えているんです。
医者の判断より患者の気持ちに従った りん
患者の気持ちに寄り添うことは、間違いなのでしょうか?
りんの行動は、医療に携わる者として失格なのでしょうか?
”命を助けることを何より優先にしなければならない”
それは、誰よりも本人が一番よくわかっているはずです
分かっているからこそ引き裂かれるように悩むのです
「命より重んじるものがあることを否定しない」
今井医師は
りんが看護婦だからこそ許せなかったのでしょう・・・
でも 同時に私は
「看護婦だからこその行動であり、りんにしかできなかった寄り添いだった」
とも思うのです
患者である山本さんが、
どうしても自宅に帰り奥さんに会いたいと望んだこと
その願いを命がけで叶えようとした りんの行動を
誰が「すべて間違い」と責められるのでしょうか?
もしも・・・
りんが山本さんのお願いを退けて
今井医師の指示通りに、ベットに留め置いていたとしても
りんの心にはきっと生涯消えない後悔が残ったはずです
なぜなら
りん という人は常に患者の立場に立ち
誰よりも「患者の気持ちを優先にすること」を
看護の原点に置いている人と私は思っているからです
「病院での治療」と「自宅での最期」どちらも正しい
一方で、直美さんもまた
トヨさんを入院させて最適な治療を受けさせたいと心から願った看護婦でした
直美さんは
「もし入院して治療を受けていたら、もう少し長く生きられたかもしれない」
と入院させられなかったことを悔やんでいます
・自宅で静かに、大切な人たちと最期の時間を過ごすこと
・病院で最適な治療を受けて、最期まであきらめずに生きること
どちらの選択も、決して間違いではありません
人それぞれに人生の生き方があり、価値観があるからです
りんのように
「本人の望みを最優先でかなえてあげたい」と思う優しさも
直美さんのように
「大切な人だからこそ、1日でも長く生きて治療を受けてほしい」
と願う愛も、どちらも本物です
だからこそ、私たちは「伝えておく」必要がある
看護の仕事を通じて、私が日々痛感していることがあります
それは
「自分が最期の時をどう過ごしたいか」
をあらかじめ決めておくことの大切さです
そして、
それを誰かに伝えておくことも、同じくらい重要です。
明日・・・いいえ 1時間先に、5分先に何が起こるかなんて
誰にも分らないですから。
「りん」と「直美さん」の絆、そしてあのナース服をもう一度
厳しい現実の中でも、直美さんが
「りん」と呼びかけるあの響きには、特別な優しさと深い信頼が満ちていて、
聴くたびに羨ましく、あたたかい気持ちになります。
りんさんの ナース服姿がしばらくは見れないと思うと、寂しいですね。
りんさんと、直美さん が並んであの
ロングスカートに、ピンタック・くるみボタンがあしらわれ、
ふっくらした袖の可愛いナース服を着た姿をまとって微笑む姿を、
1日も早くまたみられることを心から願っています。
紺色の実習服から白衣に変わったお話をこちらで紹介しています

まとめ
人としてと看護婦としての正しいが違う時がある
- 目の前の患者にとって一番を考えると正解が見えなくなる
- 明治の厳しい縦社会から現代のチーム医療へと時代は動いている
- 患者の心に寄り添う行動は看護の原点であり間違いではない
医師の判断より患者の気持ちに従った りん
- 患者の望みか医師の指示か答えのない選択に今も昔も悩む
- 人としての優しさと看護のプロとしての規律に心は揺れ動く
- 正解のない医療の現場で誰もが悩みながら最善を模索
病院での治療と自宅での最期どちらも正しい
- 住み慣れた自宅で過ごす時間も病院での最善の治療もどちらも正解
- 本人の望みを叶える優しさも長く生きてと願う愛も全て本物
- 人それぞれの価値観や生き方によって最期の選択技は変わる
りんと直美さんの絆 そしてあのナース服をもう一度
- 自分が最期にどうしたいのかをあらかじめ考えてみませんか
- 誰にも分らない未来だからこそ周りの人に意思を伝えておく
- あなたの望を知ることが残される大切な人の心の救いになる
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