【風薫る】:初任給10円の現実とおばちゃんナースの切実な小言

風 薫る!と看護の歴史

こんにちわ

ヴィンテージ看護師です

毎日楽しみな朝ドラ 【風、薫る!】

トレインドナースの皆さんは、実習服の紺色の白衣から、

真っ白な白衣に身を包み、いよいよ一人前の「看護婦」として歩み始めましたね。

 

ですが、物語が大きく動いた、13週「白日の夢」は、

嬉しさと寂しさ、切なさが入り混じり、

私は、胸がギュッとなり、涙がジワ~と溢れてしまいました。

今回はプロになった、りんさん 直美さん 多江さん トメさんが直面した

厳しいリアルに触れながら現代のナース事情とも重ね合わせて

熱く語ってみたいと思います!

 

※この記事は、医療ドラマ大好きな一看護師の個人の感想です。医療的なアドバイスや方針を提示するものではありませんので、あらかじめご了承下さい

 

 

過酷な勤務は150年前から?「看護師不足」という永遠の課題

 

看護婦の最初の規約を作った時、

トメさんが、「夜勤勤務が辛い」とこぼしていましたね。

トレインドナースさんの時代は、

日勤や夜勤という概念すらなく24時間連続勤務が当たり前。

休息や睡眠の決まりもない、本当に想像を絶する過酷さだったと思います。

 

大正から昭和初期にかけて

「日勤」「夜勤」と勤務を分ける

交代制の形が作られましたが、

実は勤務の厳しさという本質は、形を変えて現代にも地続きで残っています

 

今では、労働基準法に守られてはいますが

医学が発達するにつれて、業務内容も濃くなっています

夜間に働く事自体も体に堪えますが、何より辛いのは

夜間帯は人が少なくなることによる精神的・肉体的な負担の大きさ」です。

 

もちろん、日勤帯ほどの人数は必要ないのかもしれません。

ですが、今の規定人数だけで、流動的な現場をこなすのは

本当にギリギリなのが現実です。

今夜は激務になりそうだから一人増やそう

なんて急な変更は利きませんし

予測がつかないことが起こるのが命の現場です。

 

「勤務が厳しい」という問題は

まさに「看護婦」という職業が誕生したその瞬間からの

永遠の課題なのだと痛感させられます。

 

初任給はまさかの10円!奉仕の精神とベテランナースの切実な「小言」

 

楽しみにしていた初めてのお給金。

りんさん 直美さん トメさん 多江さんが

ワクワクしながら紙幣を数えて・・・

がっかりした皆さんのお顔・・・

「わかる、わかるよ!」と激しく同意してしまいました!!。

 

最低でも、20円は期待していたのでは?

半分の10円でしたよね。

こんなに働いて・・・これだけかぁ・・・って気分。

 

それでも なぜ働くか?

やっぱり「看護の仕事が好きだから」に尽きるのかもしれません。

 

だからこそ、世間では今でも

「ナースは奉仕の精神」というイメージが根強いのでしょう。

今でこそ、正当な対価を求める時代になり

「看護師は高給取り」なんて言われることもありますが、

あくまでも 夜勤など「手当」があってこその給料なんです。

 

看護師の基本給そのものは決して高くないのが現実です。

 

ちょっとここで ヴィンテージナースの小言・・・

最近は中堅スタッフ確保するため

子育て世代への手厚い手当(育児手当・保育手当・子供手当など)が主流ですよね。

 

それは本当に大切な事ですし

独身スタッフにとっても将来の安心材料になります。

ただ、私のようにすでに成人している世代や

独身のスタッフには、何の恩恵もありません(涙)。

 

学校行事もないから休暇希望も出しにくく、急な欠勤もしない

誰かのお子さんの体調不良で、急な欠勤が出れば

真っ先に勤務交代のお願いが飛んでくるのは

私たち「おばちゃん世代」や独身者です。

 

急遽今夜夜勤に入って!なんて普通にあるんですよ。

子育て世代への支援はモチロン重要ですが

その裏で現場を支え、踏ん張っているおばちゃん世代にも

「労り手当」や「勤務交代手当」をちょっとだけでも下さい!

って思っちゃうのは私だけでしょうか・・・?(笑)

 

私の職場は、こんなちょっと嬉しい制度があるよ とかあれば教えてくださいね。

 

 

一瞬のミスも許されない世界。ツヤさんの行動が繋いだ「准看護師制度」の礎

 

医療現場では、

「間違えました」

「忘れていました」

が許されない世界なんです。

だからこそ

今回つやさんのエピソードは本当に胸が痛く、残念でなりませんでした。

 

ですが、つやさんの行動が

私は「准看護師制度」の原点を見たような気がしました。

 

准看護師は、中学卒業後、

主に経済的な理由などで、高校進学が難しい方などが病院で

働きながら、2年間学校に通い、

都道府県知事の試験を受けて、資格を得る制度です。

 

学費免除や、給料天引き

卒業後の「お礼奉公」など条件は様々ですが

働きながら夢を叶えるための大切なルートです。

 

もしかしたら、

ドラマの中でのつやさんのあの必死な選択が

准看護婦制度の礎になっていくのかもしれません。

 

つやさん いつか 立派な看護婦となって

笑顔で現場にカムバックしてくれる日を、私は心から願っています。

 

 

看護師の3Kについて語っています

こちらも良ければご覧ください

看護師の仕事は3K:明治の時代も令和の今も同じ・「風、薫る!」
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まとめ

 

【風、薫る!】過酷な勤務とナースの人数不足

  •  150年前から続く24時間連続勤務という過酷さ
  •  労働基準法があっても業務が濃密になる現代のリアル
  •  突発的な激務に対応しきれない人数配置の難しさ

初任給10円のがっかりとおばちゃん世代の小言

  •  奉仕の精神だけで片付けられないお給金の現実
  •  夜勤手当があってこそ給与と低い基本給の実態
  •  子育て世代を支えるベテランへの労り手当の願い

ミスが許されない現場と准看護師制度の原点

  •  一瞬の油断も忘れていましたも許されない命の現場
  •  つやさんの行動に重なる働きながら学ぶ制度の礎
  •  いつか立派な看護婦として戻る日を願うファンの声

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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