こんにちわ
ヴィンテージ看護師です。
前回は明治時代の「ロングドレス制服」へのトキメキを
お話させていただきました。
もう一つ・・・
目が離せないアイテム、それがあの頭の上の被り物です。
今回はナースキャップの原点のお話をさせていただきますね。
お付き合い下されば嬉しいです。
【風薫る】バブバブに秘められた誓い。ナースキャップの清らかなルーツ
朝ドラ「風 薫る」
一ノ瀬りん役を演じられる見上愛さん
大家直美役を演じられる上坂樹里さんを始め、
キャストの皆さんは あの被り物を
「バブバブ」って呼んでおられるんですって。
赤ちゃんのボンネットみたいで本当に愛らしいですよね。
実は、これはナイチンゲールの時代から続く
「清楚・清潔・献身」の象微なんです。
ナースキャップのルーツを辿ると、キリスト教のシスター(修道女)が
身に着けていたベールにいきつきます。
キリスト教のシスターが身につけていたベールの意味は
「命に仕える者」としての誓が込められています。
髪の毛をすっぽり覆う事で、清潔を保つのはもちろんですが、
何より「清楚・潔白・献身」という、
命に仕える人としての誓が込められていたんです。
乱れた髪を整える、髪の毛が落ちないようにするなど
機能面と、専門職としての凛とした姿を両立させた、
当時の最先端のファッションでもあったんですね。
明治時代は、ナイチンゲールの影響で、レースなどをあしらった白い布を
被ったりして、髪を覆っていたんですって。
レースをあしらう事で、
女性らしさや清楚なイメージになると思いませんか?
「風 薫る」で見上愛さんや上坂樹里さんが着用している
「バブバブ」と呼んでいる被り物がまさにこれです。
レースがあしらわれていて、とてもかわいい被り物なんですよ。
知られざる歴史:ナースキャップは卒業校を証明するライセンス?
大正時代になると
被り物から、キャップ(帽子)に進化していきます。
カップケーキを逆さまにしたような形・・・コック帽みたいな形や、
すっぽり頭が入るように深さが出たり
ベレー帽のような形だったり。
これは私も知らなかったのですが、
帽子の形を見だけで、その看護婦がどこの学校を卒業したのかわかる
「身分証明」の役割も果たしていたんですって。
例えば
☆日本赤十字社系:丸い形のキャップ 正面に赤十字のマーク
☆聖路加国際病院系:アメリカの看護教育を取り入れたため
あのカップケーキを逆さまにしたような・・・コック帽の形やスマートな形
☆その他大学病院や私立病院:ベレー帽やベールに近い形
今のように ユニフォームが施設で統一されていなかったため
各自出身校のキャップを被っていたという事ですね。
ナースキャップが出身校を表す身分証明になっていたことにビックリしたのと、
なるほどな・・・と思うところがあります。
今でも、学校によって 看護理論の流派みたいなのがあって
学んできた理論が違うため、
就職した時などに、違和感を感じる事がありませんか?
この違和感のことは、また機会があればお話ししたいと思います。
【ナースの身だしなみ】私がロングヘアを貫いた理由とスイッチ
看護師以外の方でも、
一度はあのナースキャップを被ってみたい と思われたことありませんか?
ナースキャップは、ちょっとした 憧れ ですよね。
私が学生の頃
被っていたナースキャップは、皆さんもイメージしやすいあの形です。
ナースキャップって、元々から形になっているわけではないんです。
自分でナースキャップの形にするんです。
糊がピッシッときいた 平たい布を折って、ナースキャップの形につくります。
ある程度形は自分好みに変えれるんですよ。
私は、高さをあまり出さず、小さ目で丸みを帯びた形が好み。
不思議と上手くできる時と できない時がありました。
そして・・・
髪をきれいにアップにして、その上にキャップを付ける
これ私のこだわりだったんです。
長い髪を毎日束ねるのは正直面倒。
中には、朝の準備が面倒と、ショートヘアにする人もいましたけど
私はロングヘアを貫き通しました。
更衣室で、髪を束ねてキャップを被る この一連の流れがスイッチの入る時間
だったのだと思います。
キャップが上手く形が整い決まった時には、テンションアップでしたから。
単純といえば、単純な性格なんです。
看護師でも、そうでなくても ”フローレンス・ナイチンゲール” という名は
ほとんどの人が知っていると思います
でも 日本初のトレインドナースの事はあまり知られていません。
ナース制服の歴史も、ナースキャップの歴史も そして、
看護師という職業の歴史も 今から始まる
NHK朝ドラ「風 薫る」で 学べる事を楽しみにしています。
少しずつ 「風 薫る」の内容に触れながら 今の看護師と比べてみたりして
私の思いもお話できたら・・・と思います。
ロングドレスの制服と、この可愛いらしい「バブバブ」
明治の看護婦さんの姿です。
まだ 制服のお話を読んでいない方はぜひ こちらの記事も覗いてみてください

風、薫る!・トレインドナースについて書いています

動き出した看護の歴史についてはこちらです

みて下されば嬉しいです
まとめ
朝ドラ「風 薫る」での被り物は・・・
- 愛称は「バブバブ」。赤ちゃんの文ねっとのような愛らしさ
- ルーツは修道女のベール。清潔と献身を誓うナースの象微
- 明治のレース使い。女性らしさと専門職の誇りが宿るデザイン
大正時代になるとナースキャップの形にも変化が・・・
- 形を観れば出身がわかる。学校の誇りを背負った身分証明
- カップケーキを逆さまにベレー帽。施設ごとに個性が光った帽子の歴史
- 受け継がれる看護倫理。形は違えど学びのルーツは今に続く
看護師の髪型・私はロングヘアー
- 糊のきいた布を折る儀式。自分好みの形に整えるこだわりの時
- ロングヘアを貫いた理由。アップ髪にキャップを頂く美学
- 更衣室は魔法の場所。キャップを被れば入るプロのスイッチ


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