救命病棟24時・進藤先生と小島先生の師弟愛は言葉以上の信頼関係

命のスクランブル

臨床経験40年以上の私が最も愛し、私の看護師人生の軸にもなっているのが、

江口洋介さん演じる 進藤先生の『救命病棟24時』です。

進藤先生は永遠に私の推し!

ただ 今見返すと「これって今なら大問題じゃぁない?」と驚きの連続。

今回は、第1シリーズの師弟関係にスポットをあて、

現場の視点でツッコませていただきます。

 

 

進藤先生の指導を解剖!小島先生への師弟愛

 

救命病棟24時 第一シリーズは何といっても

江口洋介演じる 進藤先生

松嶋菜々子演じる 小島楓先生 の師弟愛のお話ですね

救急医療の現場を伝えながら、研修医が、育っていく姿を描いています。

後輩の指導の仕方・育て方は、医療だけではなく 全てのおいて

時代により変化してますね。

 

進藤先生は、今でいう 「パワハラ境界線の指導」

小島先生は、反発しながらも、進藤先生への尊敬と医療に関わる姿勢に

惹かれて、成長していく。

 

当時はまだ パワハラ という言葉がなかったけど、あったとしても

小島先生は、進藤先生の指導を、パワハラ とはとらえず

厳しくても進藤先生からの指導を選んだのではないかと思います。

理由は、進藤先生の指導には愛情と責任があることを感じるから。

決して見捨てることはなく、距離はおいていても、見守ってくれているという

安心感があるから・・・。

 

回を重ねるにつれて 小島先生もそれを理解し始めていましたよね。

当初は、小島先生の成長がとても楽しみで、観ていました。

 

それでも、やっぱり 小島先生挫けます。

当然だと思います

進藤先生の鮮やかな処置には惚れ惚れでしたけど、

今の医療現場のルールで見返すと、進藤先生の指導はかなり「キケン」

「邪魔だ!」

「医者に向いてない!」

「なにやってんだ!、辞めろ!」

そんなセリフが当たり前に飛び出します。

そんなこと言われたら・・・さすがに凹みます。

凹むどころか、できることもできなくなるし、

覚えたことも忘れる勢いですよ!

現代の病院でこれやったら、

即座に「パワハラ会議」お呼び出し間違いなし。

今の医療業界、「優しく褒めて伸ばす」が主流ですからね。

でも、どの指導がいいとか この指導は間違っているとか

それは、どうなのでしょうか?

誰でも最初は、優しく教えてほしいです・・・

心細いですから。

ただ 医療現場は そうは言っていられない場所 でもあるんですよね。

一瞬の迷いが、ちょっとしたミスが、大きな事故や死につながる救命の現場。

救命病棟24時第1シリーズが描いた進藤先生の厳しさは、

命を預かることの重さを、誰よりも知っていたからこそ、

この姿ではないかと思います。

 

私が看護師になった頃も、「先輩のすることを見て覚えなさい!」って時代

”金魚のフン” のように、先輩ナースの後ろをついて回りながら

”先輩からの質問に答えられなかったらどうしよう・・・”

とりあえず、いつもドキドキ・オドオドしていましたね。

今の時代に合わないけど、

緊張感があったからこそ学べた物も多かったかな・・・?と今振り返ると思います。

厳しい指導の中で小島先生はどう変わっていったのでしょうか?

 

小島先生の成長 医療技術だけではなく・・・

 

技術はモチロン、医者として患者家族に寄り添う内面性も、

大きく成長していくんです。

進藤先生は、優しい言葉はかけません。

 

第3話で、46歳の女性が、救命センターに運ばれ、妊娠後期なことが発覚。

世間体を気にする夫が、「子供はおろしてほしい」と進藤先生に詰め寄るシーン。

進藤先生は、「法律的に無理です」など理屈を並べるのではなく、

黙って夫に、赤ちゃんの心音を聴かせました。

ドクドクドク(心音)・・・・

どんな言葉より、重みがありますね。

言葉以上に重みのある真実を突き付ける

技術だけではなく、教科書に書かれていることだけではなく、

「命への向き合い方」の進藤流指導なのではないかと思ってます。

そういう進藤先生のスタイル・・・

私の推しの理由の一つです。

 

小島先生も、いろんな感情と戦いながら、進藤先生を信頼していきます

泣きながらも、くらいつい

だから、その姿に応援したくなるんですよ。

 

救命病棟24時第1シリーズと令和にみる医療現場の時代の差

 

やはり今の時代とのギャップは大きいですね!

今は新人さんに丁寧に、段階を踏んで教える時代

昔なら「先輩の後ろをついて盗め!」という

”金魚のフン” 状態が当たり前でしたが、今は違います。

 

例えば、私が新人に「〇〇について調べてきて」と伝えると、

その場で、ポケットからスマホを取り出し、検索した画面を見せて

「これですよね」と即答されることがあります。

答えは合っているんです。

でも何か大切なプロセスが抜け落ちているような・・・

「そうだね」と答えながらも、指導の難しさを痛感する瞬間でした。

 

たまに進藤先生のような情熱が恋しくなることもあります

 

「救命病棟第1シリーズ」を今観ると、とにかく現場が ”泥臭い”

紙カルテを抱えて走り回り、モニターの音に一喜一憂する。

スマホ一つで情報を得ることはできても 

そこに至るまでの経過や、予測外の事態への対応はスマホは教えてくれません。

 

いつの間にか、電子カルテを早く入力できるスタッフが、

新化していく医療器械を扱える人が、「すごい人」「できる人」と

捉えがちになってきているのが現状です。

進藤先生のやり方は今の時代には合いませんが、「医療に対する考え方」は

形を変えて今の現場に受け継がれてほしい。

と私は思います。

 

まとめ

 

進藤先生の指導を解剖!小島先生への師弟愛

  • 命の現場は一瞬が勝負。進藤先生の厳しさはプロの覚悟
  • 現代ならパワハラ会議?「ほめて伸ばす」主流とのギャップ
  • 緊張感があったからこそ学べた

小島先生の成長は技術だけではなく

  • 第3話の心音が教える、どんな理屈よりも重い命の真実
  • 諦めない背中で語る。進藤流の指導は魂の継承そのもの
  • 厳しい言葉に食らいつく。小島先生の根性が信頼を築いた

令和の教育と救命病棟24時第1シリーズの時代の差

  • デジタル化の今だからこそ、目の前の患者を看る大切さ
  • スマホ検索では得られない、現場で考え抜く力の重要性
  • 時代は変われど守りたい。進藤先生が貫いた救命の精神

 

 

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